任意整理後もキャッシングはできるの？できない期間は？

キャッシングを整理する方法としては任意整理が一番適しています。
キャッシングの返済で悩んでいる方の多くは、利息の返済ができない状態にあります。
利息を相殺できなければ、借金は増えていくだけなのです。
借入額は多くても200万円以内という方が多く、数千万円の借入が当たり前の住宅ローンと比べれば大した金額ではありません。
しかし、金利が非常に高いので、返済をしても元金が非常に減りにくいのです。
利息がゼロになれば、キャッシングの返済は楽に行えるという方は多いでしょう。

自己破産をすれば借入額はすべてゼロになりますが、30万円以上の費用がかかります。
破産者名簿、官報に掲載されるなどのデメリットもありますし、持ち家などの財産がある場合は処分しないといけません。
個人再生は自己破産よりもさらに高額な費用がかかることが多く、自己破産と同様に官報に掲載されます。

これに対して任意整理は、少ない費用で借金の整理ができます。
キャッシング1件あたりの相場は3万円程度であり、3件ならば9万円となります。
他の債務整理と違うところは、整理したくない業者は除外できることです。
例えば、あと5万円で完済できるローン、整理をすると担保を失う有担保ローンなど。

任意整理をすると利息がゼロになるので、返済は格段に楽になります。
借入残高が100万円ならば、整理後は3年間かけて完済すればいいのです。
貸金業者によっては、返済期間を5年程度まで引き延ばしてくれるところもあります。
100万円を3年間で完済する場合は、1年間あたり33万円程度となります。
1ヶ月あたり3万円よりも少ない返済額で、確実にローンを完済できるのです。
もし任意整理をしないで整理するとなると、月に4万円は返済しないといけません。
さらにローン機能が生きた状態では、返済した直後に借りてしまうリスクもあります。
任意整理をするとブラックとなるので、今後5年間はローン契約ができません。
今利用しているキャッシングに関しても、あとは返済をしていくだけなのです。
追加で借入はできないので、確実にローンは減っていくはずです。

ブラックリストに掲載されることは、借金を繰り返さないためにはむしろメリットです。
実際にローンの利用ができなくなると、ローンなしでも生活できることに気づくでしょう。
ローンに依存した生活を見直すためには、追加融資を受けられない状態にする必要があります。
再びローンが利用できるのは5年間先になるので、その間に収支のバランスを健全にしましょう。