任意整理|過払い金をでいくら返ってくるのか計算してみる

多数の金融業者などから借金をしている場合、中には借金を返済するために他の金融機関などから借金をしているケースもあり、借金の返済額がたまっていってしまうケースもあります。また、借金には利息があるので、利息分を支払っても、元金が減っていかない状況であると、借金返済の目途を立てることが難しくなります。そこで、任意整理という法的な手続きを行うことによって、債務負担を軽くすることができます。また、場合によっては借金を減らすこともできるので、借金で困っているのであれば、法律事務所などに相談してみるとよいでしょう。なぜ、任意整理を行うと借金が減額することがあるのかというと、利息引き直し計算をするからです。利息については、2007年以前から借金の返済などを行っている人は、違法な利息を支払っていた可能性があります。支払いすぎた金利については、当然返還請求をすることになり、借金の総額が減額することになります。これは、取引期間が長ければ長いほど、また借入額が大きいほど減額の幅が大きくなる可能性が高いということになります。最近では、このような利息引き直し計算をすることができるソフトがありますから、パソコンがあるのであれば、自分で行うことも可能です。ただし、利息引き直し計算をするためには、まずいくらの利息を金融機関などに支払っていたのかを計算する必要があります。中には自分では計算が難しいと感じたり、ソフトの使い方がわからない場合は、弁護士が行ってくれるので、心配する必要はありません。依頼された弁護士は、これまで借金をしていた業者から取引履歴の開示を請求しますから、確かな情報に基づいて算出することになります。依頼した弁護士はこのような利息の正確な算出だけではなく、毎月の借金返済の額の減額なども交渉してくれますから、毎月の負担がだいぶ軽くなるようになります。返済期間としては3年間というのが一般的となっており、その間に確実に債務をゼロにすることが大事になってきます。
このように任意整理は特にこれまでの借金返済の取引履歴が多い人ほど有利になる可能性がある手段です。もしも、利息制限法で定められた上限20パーセント以上を超える高い金利を支払っていたという心当たりのある人は、任意整理を考えてみた方がよいといえるでしょう。5年以上に渡り、借金を返済しているような場合は、任意整理をすることによって、借金がゼロになったり、過払い金が戻ってきてまとまった額のお金を取り戻せる可能性があります。


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